場面緘黙症 原因

場面緘黙症の原因は?

場面緘黙症の原因は、まだはっきりとは解明されていません。
現在の段階で有力なのは脳の偏桃体の過敏さだと言われています。

 

また、関連が大きいのではないかと見られているのは、本人や家族の生まれ持った抑制的な気質、
新しい環境への不安、他人と関わる頻度だと言われており、

 

気質と環境とが重なって発症するとされています。
バイリンガル、発音や言語の障がい、引っ越しと言った要因も挙げれています。

 

一昔前まではトラウマや家族の不仲が原因と言われていましたが、
そういった事には根拠は無いそうです。

 

それから、広汎性発達障がい、学習障がい、発達遅延の子供に表れる場合もあり、
場面緘黙症の子供にもそういった傾向がある場合があります。

 

自信を喪失するような出来事がきっかけになる場合もあります。
ある男性は幼稚園の頃、とても活発だったのに幼稚園の先生にかなり激しく叱られて、

 

それから自分を出す事ができなくなって行き、小学校に入っても国語の音読ができなかったと言います。
その後、転校して新しい環境に馴染めなかった事で本格的な場面緘黙症に陥ってしまったそうです。

 

この男性のケースを見ると、活発な気質の子供でも、
場面緘黙症になる場合があるという事が分かりますね。

 

はっきりした原因が分かっていないので何とも言えませんが、
振る舞いは活発でももしかしたら本質的な部分に傾向があったのかもしれません。

 

人前で恥をかきたくない、、
注目されたくないという気持ちも場面緘黙症に関連しているのでは無いでしょうか。